クラウドメモって便利ですよね。でもたくさんあってどれを使えばいいのかわからないとか、で、どう違うのとか、比べるのも面倒なので漠然と慣れているものを使い続けているって方も多いのではないでしょうか。
複数の端末で同期出来るとか、データがクラウド上にあるので機器の故障等によってデータが消えたりしないとか、共通の特性はあるのですが、各クラウドメモには意外に個性があり使い心地もそれぞれ違います。
今回の記事では代表的なクラウドメモそれぞれの特徴と、得意・不得意な分野を比較したいと思います。また比較するのは利用がすべて無料か、または無料で使える機能のみの比較になります。
それぞれの持ち味を比較すれば自分の用途に最適なクラウドメモが見つかると思います。検討時の参考にしてください。
クラウドメモ比較
Evernote
Evernoteはクラウドメモの代名詞的な存在でしたが、FREEプランでは2台までしか同期できない制限になってしまい、使い勝手が著しく落ちてしまいました。
ここが得意
何と言っても Evernote Web クリッパー の存在がでかいです。個人的には他の機能は移行できてもこれを使い続けたいが為にEvernoteを使い続ける価値があるとまで言ってもいい機能です。類似サービスとの違いは必要な範囲のみに絞って画像に変換などせずに読みやすい形でデータ化される所が良いです。
ここが苦手
その他の使い勝手が良さそうな機能の多くは有料ユーザー限定になっており、端末同期2台制限とも相まって無料ユーザーがEvernoteを中心に使うという動機は今は低いかもしれません。
向いている使い方
Webクリップ・オールマイティー
google keep
google keepはまるでポスト・イットのような見た目のクラウドメモです。
ここが得意
画面にカラフルなポスト・イットを貼ったように表示されるので前（上）の方にあるメモは目に付きやすく備忘録にも向いてます。
ここが苦手
逆に言うと奥（下）にあるメモは探しにくく、メモが大量になると整理するのも大変になります。
向いている使い方
備忘録・一時的なメモ
Dropbox Paper
Dropboxアカウントをもっていれば無料で利用出来ます。共有作業が得意らしいですが個人で使用しているのでそこらへんの使い心地はノーコメントです。
ここが得意
シンプルな見た目。書く作業に集中出来ます。
ここが苦手
一応メモ作成の一通りの機能は備わっているのですが、Markdownが使えないと使い方が分かりづらかったりする所があるかもしれません。
向いている使い方
ライティング
OneNote
Microsoft製。
ここが得意
機能がてんこ盛りです。特にタブレットを意識した手書き機能は充実しています。Officeデータを貼り付けるとそのままプレビューされるのが便利。
ここが苦手
独特なメモ管理は好き嫌いがあると思います。また全体的に重いです。
向いている使い方
Officeと組み合わせた使い方・手書きメモ
Notion
Netで話題の多機能メモです。機能が多すぎるのでここだけでは紹介しきれません。
ここが得意
今回紹介する中で唯一のデータベースが使えるクラウドメモです。他とは一線を画す機能でアイデア次第で活用範囲もどんどん広がっていくんじゃないでしょうか。
ここが苦手
多機能なので結果的に使用法が複雑になり、思った通りに操作出来ない事もしばしばあります。クラウドメモとしては導入ハードルが高いのはデメリットだと思います。
向いている使い方
簡易的なデータベース
Simple Note
名が体を表しているクラウドメモ。
ここが得意
起動、同期が早い。他の端末とのコピペ用途としても使えます。
ここが苦手
機能としてはテキストのみなのでメイン使いというよりサブという感じですね。
向いている使い方
簡易的なメモ
Scrapbox
メモの中にキーワードを挿入すると同じキーワードのメモ同士が自動でリンクされるという特徴がある。
ここが得意
リンク機能が唯一無二の魅力あるメモで、用途によっては替えの効かない存在になります。
ここが苦手
スマホアプリがないのでWEBで表示・編集する使い方になる。
向いている使い方
Wiki的なメモ群
まとめ
クラウドメモを簡単に紹介しましたがピッタリの機能がみつかりましたか？
ちなみに管理人いぬたろうはライティングにはDropbox Paper、簡易データベースとしてNotion、資料WikiとしてScrapboxを使用する事が多いです。適材適所をみてぜひ選んで使い込んでみてください。
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