写真集自炊に挑戦 その2 フラットベッド・ドキュメントスキャナ比較検証

自炊

じゃあどんなハードを揃えればよいの?

前回の記事はこちら

前回に続いでどんなハード(機器)を揃えればよいのか特徴などを解説・検証していきます。

まずはもちろんスキャナーから。   ところで前回写真集には基本フラットベッドスキャナを使うときめつけましたが

フラットベッドスキャナはこんな感じ

canon9000F
canon CanoScan9000F

自炊用スキャナにはドキュメントスキャナというスピードが売りのタイプもあります。

ドキュメントスキャナはこんな感じ

ScanSnap iX500
Fujitsu ScanSnap iX500

それを使えば速くて楽なんじゃないかと思うのではないでしょうか。

フラットベッドスキャナとドキュメントスキャナでは機構による画質の差が大きいと言われます。
紙は固定されセンサーが動いて画像を取り込むフラットベッドスキャナに対して、ドキュメントスキャナは高速で紙を動かして画像を取り込む機構なので画質的には不利になるのです。

ではどの位差がでるのでしょうか。

(検証)画質を比較してみる

比較検証用スキャナ

フラットベッドスキャナ
canon9000F

canon CanoScan9000F

ドキュメントスキャナ
fi 6130z

Fujitsu fi-6130Z

現在管理人いぬたろうが使用中のどちらも自炊用スキャナとして定評のある機種です。

[設定] 解像度:300dpi iccプロファイル:sRGB(設定は今後解説していきます)
9000Fはモアレ低減のみON
fi-6130Zは縦筋軽減のみONにしました。
どちらも普段使う設定を使用しています(設定は今後解説していきます)。
スキャン後両方ともTIFF(無圧縮)でデータを保存します。

比較Sample 戻る時は右上×か枠外をクリック
※画像をクリックすると拡大します

  元データは120mm×180mmを50%縮小しています。

どう感じられますかね。元々の画像がわからないから評価しようが無いと思われる人もいると思うので主観を述べると、 fi-6130Zは色の情報量が減ってどことなく軽い感じの色味がしますが全体的に見るなら結構イケるって感じでしょうか。 (fi-6130Zの肩口の所に縦線のノイズが入っていますが、今後ドキュメントスキャナの所で解説していきます。)

そして写真は顔が命という事で目鼻口を拡大(200%)してみました。

拡大Sample 戻る時は右上×か枠外をクリック
※画像をクリックすると拡大します

さすがにディティールの差がかんじられます。
fi-6130Zは画像の所々にノイズが乗っていることが分かります。 輪郭の境界を見るとよく分かると思います。
ちなみに取り込み時間は

9000F プレビュー表示 約6秒 実スキャン 約12秒
fi-6130Z スタートしてからスキャン開始まで約5秒 スキャン1枚あたりは約1秒

ドキュメントスキャナのほうが比較にならない位圧倒的に速いです。

という事で画質を検証してみましたが。画質を見てどっちも大差ないじゃないと感じられる方(満足出きる方)は、スピードが段違いなドキュメントスキャナの使用を薦めます。
(管理人いぬたろうも使用中のFujitsu fi-6130Zは画質派にもおすすめな機種です。)

でもそもそもスキャニングしてまで電子化にこだわる写真集なわけですからフラットベッドスキャナなんじゃないと管理人いぬたろうは思います。

(画質重視の方向け)何を基準にスキャナを選ぶの?

自炊用のフラットベッドスキャナの中の機種選定の決め手はズバリ「スピード」です。

ただでさえ遅いフラットベッドスキャナなのでできるだけ速い機種を選ばれると多少は楽になると思います。

その3に続きます。

まとめ

  • 画質優先派は断然フラットベッドスキャナで
  • でもドキュメントスキャナもなかなかやるじゃん
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